何かの呻き声は二階から聞こえてくるらしい、ならば二階には近づかない方がいいだろう。いや、二階から遠ざかることを先決にしなくては。海示は疲れて重い足をゆっくりと動かし、体育館に向かった。暗い廊下には窓から吹き込んでくる雨がボタボタと音を立てながら垂れている。ふと、遠くから音がする。聞きなれたことのある音だ。だが学校では決して聞いたことのない・・・・チェーンソー・・・鬼だ。海示は全力で鬼と反対方向に走った。鬼は意味不明な言葉を発しながら追いかけている。精神がおかしいのか、あまり足は速くはないが油断はできない。チラリと後ろを振り返るが、底なしの体力なのか鬼は呻き声を上げながらまだ追いかけてきている。海示の体力はもう限界寸前で、息遣いは荒く、全力で走ることができず、鬼はドンドン迫ってくる。よく見れば、鬼は頭に袋をかぶせられていた。その袋から聞こえてくる濁った呻き声。海示は再び走りだした。捕まれば間違いなくころされる。全力ではしる。階段を素早く二階に上がり手前の曲がり角を右に曲がり教室の教卓に隠くれた。
激しい息遣いを必死に手で押さえる。足音とチェーンソーの音で恐怖を駆り立てる。逃げるべきか?隠れるべきか?やり過ごせたとしても逃げ出せるとは限らない。イチカバチカに掛ける。開示は立ち上がり勢いよく教室のドアを蹴破り掛けだす。すかさず鬼も呻きながら追いかけてくる。一瞬振り向くと鬼はチェーンソーを振り回して海示の首を掻き切ろうとしている。
階段を再び上に上って今度はまっすぐはしりだす。長い廊下を必死で走って階段をもう一度上がる。後ろを振り向くと鬼はその場にはいなく、海示はその場にへたりこんだ。ジトリと脂汗が滲む。ダウンとパーカーを脱いでTシャツだけになると窓から吹き込んでくる風が気持ちよかった。
そして、ここで見つかれば同時に海示も殺されるかもしれない。海示はそのことに気づき、近くの教室に入った。すると、目の前には驚愕の光景が広がって居た。
なんと、池谷 俊也が黒板に大きなクギのようなもので撃ち付けられて居たのだ。腹部を貫き、苦痛の表情を浮かべた俊也の目からは涙が零れ落ちて居た。
激しい息遣いを必死に手で押さえる。足音とチェーンソーの音で恐怖を駆り立てる。逃げるべきか?隠れるべきか?やり過ごせたとしても逃げ出せるとは限らない。イチカバチカに掛ける。開示は立ち上がり勢いよく教室のドアを蹴破り掛けだす。すかさず鬼も呻きながら追いかけてくる。一瞬振り向くと鬼はチェーンソーを振り回して海示の首を掻き切ろうとしている。
階段を再び上に上って今度はまっすぐはしりだす。長い廊下を必死で走って階段をもう一度上がる。後ろを振り向くと鬼はその場にはいなく、海示はその場にへたりこんだ。ジトリと脂汗が滲む。ダウンとパーカーを脱いでTシャツだけになると窓から吹き込んでくる風が気持ちよかった。
そして、ここで見つかれば同時に海示も殺されるかもしれない。海示はそのことに気づき、近くの教室に入った。すると、目の前には驚愕の光景が広がって居た。
なんと、池谷 俊也が黒板に大きなクギのようなもので撃ち付けられて居たのだ。腹部を貫き、苦痛の表情を浮かべた俊也の目からは涙が零れ落ちて居た。
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