あれは、昨夜の午後9時50分、一中のPCに一通のメールが届いた。
『明日、午後5時丁度』
内容はそれだけだが、カイジ達にはメールの意味がはっきりと理解できた。決戦だ。
すでに一中の門には徹夜で張った有刺鉄線が学校の周りに張り巡らされている。そして、ブービートラップが全部10箇所。しかけられている。
「宏平、銃弾の替えってどこにある?」
「あぁ、それならそこの段ボールの中だよ」
 カイジは段ボールの中から銃弾を取り出すと、替えのマガジンに詰め始めた。
宏平は時計を見る。午後3時48分。約束の時間にはもう少し時間がある。宏平はゆっくりと瞳を閉じた。そして、銃を強く握りしめ、立ち上がった。

11月×日午後4時58分。時は満ちた。
ズシンと大きな音がなったと思えば、大柄な男がロケットランチャーで校門を破り捨てた。これを合図に遼は校舎の三階のトイレ窓から銃を構えた。
派手な銃声を鳴らしながら遼は弾がつきるまで銃を撃ち続けた。腕が銃の反動でびりびりと痛むが、気にしてはいられない。
「遼、ご苦労だった!」
 聞きなれた声がすると、カイジが校庭に走り出てきた、そして、手榴弾のピンを口で抜き、大柄の男に向かって投げた。
凄まじい轟音とともに、爆発が起こった。そして、校舎近くに植えてあった木々がパチパチと燃えている。
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